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口述試験
令和二年度土地家屋調査士筆記試験になんとか合格することができました。
残すは口述試験。

無事口述試験の受験票が届きました。場所はまたもや渋谷です。
口述試験に関してはよほどなことがなければ落ちることはないらしい。
とりあえず遅刻せずに行って、質問にちゃんと答えられなくてもしっかりと受け答えすれば大丈夫なはず!
とりあえず時期も時期なので体調管理をしっかりとして試験を迎えました。

午前の部だったので結構朝早い時間です。
余裕を持ったつもりがかなりギリギリに会場到着。
広めな会議室なような場所で到着準に席に案内され着席。
ひたすら待ちます。結構待ちました。一時間以上は待ったと思います。
当時まだコロナもあり窓を開け換気されていた為寒さとの闘いでした。
風邪ひきそうです。暖かい上着の用意をおすすめします。
一応事前にネットで調べて自分でまとめた聞かれそうなリストをひたすら眺めて待ちました。
自分の番号が呼ばれ試験が行われる小部屋の前に向かいます。
前の方が退出し、自分が呼ばれ入室。
口述試験の内容
以下口述試験にて聞かれた内容です。
覚えてる範囲ですが大体こんなところだったと思います。
- 入室して着席
- 受験番号、名前、生年月日を
- 調査士法
- 調査士法2条職責を言って下さい 。
- なぜそのような職責が定められているか?
- 調査士の義務を3つ言ってください。
- 報酬は定めなければなりませんか?
- 不登法
- 職権で可能な登記はどのような登記か?
- 実地調査を行わなくてもよい場合は?
- 分割登記と区分登記の違いは?
- 附属建物の要件は?
- 地図の縮尺は?
落ちないだろうとは思っていても、やっぱり緊張してなかなかうまく言葉が出ませんでした。
うまく回答できないと試験官の方が質問の聞き方を変えて何度かやりとりを。
不登法>実地調査を行わなくてもよい場合は?
これが全然思いつかなくて、恐らく的外れなことを言い続け何度もやり取りしました。
そして次の質問に移ってくれない、、、かなり焦りました。
これは後で調べましたが
>不動産登記規則第93条 調査報告書の提出があればOKと言わせたかったのかなと。
早く終われ~と思ってたんで、少し長く感じましたが20分前後でしょうか?
なんとか終了して退出。
そのままエレベーターに乗って帰ります。
終わったあとのコーヒーが清々しくおいしかった。
口述試験はおそらく、体調管理しっかりして無事受験できれば大丈夫なのかなと思いました。
調査士法あたりは少し見ておいたほうがいいかもしれないですね。
聞かれそうなリスト
以下ネットなどで調べてまとめ、当日眺めた聞かれそうなリストです。
・不登法
(目的) 第一条 この法律は、不動産の表示及び不動産に関する権利を公示するための登記に関する制度について定めることにより、国民の権利の保全を図り、もって取引の安全と円滑に資することを目的とする。
・調査士法
(目的) 第一条 土地家屋調査士(以下「調査士」という。)は、不動産の表示に関する登記及び土地の筆界を明らかにする業務の専門家として、不動産に関する権利の明確化に寄与し、もつて国民生活の安定と向上に資することを使命とする。
(職責) 第二条 調査士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。
・42条(調査士懲戒)
1.戒告
2.二年以内の業務の停止
3.業務の禁止・第43条(調査士法人に対する懲戒)
1.戒告
2.二年以内の業務の全部又は一部の停止
3.解散・調査士法 第4章 義務
第二十条 調査士は、法務省令の定める基準に従い、事務所を設けなければならない。
第二十二条 調査士は、正当な事由がある場合でなければ、依頼を拒んではならない。
第二十三条 調査士は、その業務に関して虚偽の調査又は測量をしてはならない。
第二十四条 調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会の会則を守らなければならない。
第二十四条の二 調査士又は調査士であつた者は、正当な事由がある場合でなければ、業務上取り扱つた事件について知ることのできた秘密を他に漏らしてはならない。
第二十五条 調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会が実施する研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。
2 調査士は、その業務を行う地域における土地の筆界を明らかにするための方法に関する慣習その他の調査士の業務についての知識を深めるよう努めなければならない。
・懲戒例
無資格者の虚偽の登録申請(69条)
依頼の拒否(70条)
虚偽の調査・測量(71条)
秘密保持の義務(71条2)
非調査士の取り締まり(調査士会未入会)(73条)
非調査士の名称使用(74条)
調査士会・連合会の懈怠(76条)http://www.moj.go.jp/content/001325583.pdf
・14条地図
不動産登記規則 第十三条 地図には、次に掲げる事項を記録するものとする。
一 地番区域の名称
二 地図の番号(当該地図が複数の図郭にまたがって作成されている場合には、当該各図郭の番号)
三 縮尺
四 平面直角座標系の番号又は記号
五 図郭線及びその座標値
六 各土地の区画及び地番
七 基本三角点等の位置
八 精度区分
九 隣接図郭との関係
十 作成年月日2 電磁的記録に記録する地図にあっては、前項各号に掲げるもののほか、各筆界点の座標値を記録するものとする。
まとめ
二年間長い戦いとなりましたが、無事独学にて合格することができました!
土地家屋調査士試験独学突破を目指す方の参考に少しでもなれば幸いです。
- 費用総額
- テキスト・問題集 39,962円
- 電卓・その他ツール 8,560円
- 雑費(交通費、コピー、消耗品等) 3,861円
- 受験料 16,600円
- 郵便交通費その他 4,815円位
- 合計 73,798円
- 総学習時間
- 一年目 1200~1300時間位
- 二年目 500時間位
- 合計 1750時間位
↑きれいな教材少し売却して6000位回収できました!
なので、最終的に合計 68000位かと。
参考サイトや予備校
ネットは正直いろいろなサイトをググって回っていたので、ここのサイト!みたいのをリストアップできませんがアガルートの中山先生のブログ(中山祐介の「合格」ブログ 土地家屋調査士・測量士補・測量士)はかなり拝見していました。
あとX(当時Twitter)も。
それとちょうどYoutube(中山祐介の「合格」チャンネル合格チャンネル)も開始された時期だったかと思います。
それとアガルート、東京法経学院、LEC三校の情報はチェックしていました。
各予備校の講座は受けたことがないので何とも言えませんが、本試験の解説動画など拝見させていただき自分的にはアガルートかLECが良さそうだなと思いました。
しかしLECで好きだった山崎講師もアガルートへ移られたようですね。
眠気との闘いも多くなると思いますので、講師の方の口調や視聴してて苦にならない話し方など重要なのかなと思いました。
東京法経も六法・過去問では大変お世話になりました。
東京法経の過去問なしでは間違いなく合格はなかったと思います。
歴史的な積み重ねが凄そうですね。
情報発信量が多く、必然的に触れる機会が増えたという部分が強いと思いますが、自分がもし予備校を受講するならアガルートが良いかなと思いました。
価格はちゃんと比較してませんが、大体スタンダードなフルコースで30万位といった感じでしょうか。なかなか高額です。
自分は独学により学習時間が1700時間程度と平均を上回ってしまいました。
やはり予備校を利用することにより費用はかかりますが学習時間を削れることの意義は大きいのではないでしょうか。
でも独学でも一発合格は不可能ではないと思います!
まずは予備校の資料請求で費用や学習のプランなど確認し、良かったらこのサイトの学習の経過なども見ていただき、独学で行くか・予備校を受講するか色々検討してみも良いかと思います。
感想

↑ちなみに練習した図面や申請書です。あと答案構成用紙的なメモなども混ざってますが。
なんとなく試験終わるまで溜めていて、捨てる前に写真とりました。
こんなに勉強したのはおそらく初めてだったと思います。
大変でしたが、少し成長というかやり遂げた感覚を久しぶりに味わった気がします。
ちなみに自分はA3の書式土地・建物解答用紙を法務省からダウンロードして印刷。
そこにマスキングテープでB5位の100均の落書き帳貼ってひたすら作図してました。
三角定規の配置もあるのでなるべく本番の用紙でやりたかったのですが、A3って普通のプリンター印刷できないし、こんな量ネットプリントで出したらえらいことになるし。
行政書士試験と土地家屋調査士試験の比較
調査士試験はまず作図や座標計算など数学的要素が多少あることかと思います。苦手意識があると、もしかすると行政書士試験より難易度が上がるかもしれません。
自分的には条文とひたすら眺めっこより逆に良かったと思います。
行政書士試験、法律系の入門資格と言われていますが、全然簡単な試験ではなかったです。行政法や憲法、会社法もそうですが馴染みがないジャンルな為理解が深まりづらい。
行政法の問題は細かいところを問われる感じが調査士の不登法の問題と近い感覚がありました。最初は苦労しましたがある程度学習が進めば暗記で乗り越えられるような部分も多く得点源になる感じでしょうか。
民法は行政書士試験の方が王道な問題かと思います。調査士は物権あたりの少し違った視点の問も多かったと思います。民法は多少身近な法律なこともあり、難しかったですがとっつきやすかったと感じます。
調査士試験は今思えば大変ですが面白かったと思います。内容を読み取って、申請書作成して、座標計算して図面の作成などなど、行書はひたすら条文とにらめっこだったので、正直辛かったです。
行政書士試験は土地家屋調査士試験と比べても作図などの関係で多少学習時間は少なく済みそうですが同じくらい難しかったと感じています。
ダブルライセンス狙ってる方の参考になれば幸いです。
学習のモチベーション
最後にここなんですが、働きながら1000時間前後の学習時間を確保するの非常に大変でした。多少なりとも睡眠や子供との時間を削ったり、趣味だったり、やりたいことを我慢したり。一年目より二年目、二年目より三年目とやらなきゃという気持ちはあるのですが、どんどんモチベーションが下がり集中力・学習時間が落ちていきました。
自分は運も良かったと思いますが、二回目でなんとか合格することができました。おそらくやる気のある一年目の学習で自分のある程度の学習キャパを作り、二年目はキャパの容量は増えず減った中身を継ぎ足したり、入れ替えている感じ。三年目以降は多分モチベーションがさらに下がっていき中身が減っていくのではないか、キャパを作る一年目の学習が非常に大事だなと思いました。
2,3000時間程度の学習時間を要する資格試験は別ですが、1000時間前後の資格は二回・三回チャレンジするとしても、やはり一年目の集中力が非常に大事だと感じました。
ま、人それぞれだと思いますが。
最後に
調査士試験は法律の問題から作図や電卓による座標計算があるなど、今思えば楽しい試験だと思います。おすすめです!
ネットに様々な貴重な試験情報を掲載してくれていました、予備校講師の先生方、先輩受験者の皆様、調査士の先生方、沢山参考にさせていただきました。
本当にありがとうございました。
以上が自分の土地家屋調査士試験ログになります。
二度の試験でギリギリ合格なので参考となる部分は多くないかもしれませんが、独学で行き詰ってしまっている方などに息抜き程度に見てもらえれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました!

↓次回は行政書士編です
↓そのほか目指した資格です

